- 2025-04-18
4月

少し前まで肌寒い日が続いていましたが、本日はずいぶん暖かく、久しぶりに冷房をつけました。
3月末頃から風邪のお子さんがかなり少なくなり、比較的のんびり仕事ができておりましたが、今週からまた風邪のお子さんが増えてきました。中でも、4月から保育所に行き始めたお子さんの受診割合がかなり多いです。保育所に通い始めると分かりますが、毎月の様に風邪、発熱をもらいます。1年間に10回前後風邪をひくため、常に咳や鼻水が出ている状態が続きます。
新たに保育所に通いだした(これから通う予定の方も)お子さんの保護者の方へのアドバイスです。
①受けられる予防接種は接種しておきましょう。集団保育になると様々なウイルスをもらう可能性が高くなります。予防接種で防ぐことが可能な感染症は、かからない方が良いものばかりです。自然にかかった方が良いと間違った情報を信じている方がいらっしゃるかもしれません。例えば麻疹(はしか)にかかると1000人に1人は亡くなります。おたふくかぜにかかると数百人に1人は難聴となり耳が聞こえなくなります。接種忘れがないか母子手帳をご確認いただくか、かかりつけの小児科でご相談ください。
②発熱した場合、翌朝発熱がなくてもできれば登園はひかえましょう。夜に発熱しても朝に熱がさがっていると治ったと思われる方が多いです。朝は体温が下がりやすく、元気そうに見えても午後になって上がってくることが多いです。もちろん1日で熱が下がってしまうこともあるのですが、可能であれば1日通して熱がないか、症状が落ち着いているか見てから登園させることをお勧めします。また、熱が何日も続いたような場合は、熱がさがってすぐ登園すると別のかぜをもらってしまうこともあり、最初の風邪が治りきっていないのか、新たな風邪をもらったのか区別がつきにくくなることもしばしば経験します。ご家庭の状況によって長くお休みしにくい場合もあるかと思いますが、長引く場合には可能であればしっかり回復してから登園することをお勧めいたします。