インフルエンザが流行期に入っています

10月半ばになりましたが、例年より気温が高いようでまだまだ暑い日が多いです。

10月になりインフルエンザワクチン接種が始まり、多くの方が接種に来られています。

インフルエンザの流行状況です。テレビなどでインフルエンザが流行期入りしていると報道され、すごく多くなってきていると思われているかもしれませんが、上のグラフのようにまだほとんど増えていません（報告は少し遅れるのでグラフは9月末までです）。流行期入りの目安は、「1週間の定点医療機関あたりの報告数が1を上回る」ですので、実際の患者数はまだ微々たるものです。しかし、いざ増えてくると倍々に増えていきますので、1か月もすると注意報あるいは警報レベルまで増えてしまいます。増え方は年によって様々ですが、昨年は年末にかけて急激に増加しました。

今年は、過去２０年間で２番目に早い流行期入りです（年間を通じて流行が続いた2023年を除く）。インフルエンザワクチンの効果は、接種から2週間かかりますので、流行期に入ったらワクチン接種を早めにしておくことが望ましいです。