開院から6か月間の新規てんかん疑い患者様

開院から6か月が経ちました。元々姫路赤十字病院から診療していたてんかん患者様を除き、新たにたかみこどもクリニックに受診されたてんかん患者様やてんかんを心配・疑って受診された患者様がどれ位いたかまとめてみました。

6か月間で45名が受診されていました。そのうち30名が姫路市の方で、15名は姫路市外の方でした。

24名は他のクリニックや病院から紹介または受診を勧められて来院されました。てんかんかどうかの診断のため、あるいは既にてんかんとして治療中の方が当クリニックでの診療を希望されて紹介されて来られました。

年齢分布は上のグラフです。1歳未満がかなり多かったです。

これらの患者様のうち、てんかんだった患者様が青色です。23名とほぼ半数がてんかんでした。1歳未満ではほとんどがてんかんではありませんでした。乳児期には変わった動きをすることが結構ありますが、てんかん発作（けいれん）の様に見えても全く問題ない（病気ではない）ことも多いです。最近はスマホで動画を撮影して来られる方が多いため、症状を直接見ることができ動きを見るだけで判断することができる場合も多いですが、経験がないと一般の小児科医師には判断は難しいです。幼児期以降のてんかん以外の症状では、失神が最多でした。その他不随意運動、チックなどがありました。実際にはてんかんではないのに、他の病院でてんかんと言われていた方もいらっしゃいました。

姫路赤十字病院で15年間勤務する中で、地域のクリニックの先生方からてんかんを疑う患者様をたくさんご紹介いただいてきたため、開業後も当クリニックの受診をお勧めいただいているものと思い、感謝申し上げます。