• 2024-01-22

現在のインフルエンザと新型コロナの流行状況

皆様、お正月はゆっくり過ごすことができましたでしょうか?今シーズンのインフルエンザは10月から11月にかけて大流行し、その後下がりきることなく流行が続いています。上のグラフは姫路市のインフルエンザ患者数の推移を表しています。第1週が下がっている様に見えるのは、年始は多くの病院が休診となっており検査を受けられない人が多いためです(2019シーズンも同様です)。現在インフルエンザはA型2種類(AH3とAH1)とB型が流行しています。2回目のインフルエンザにかかった人も増えてきました。1月の実感として、12月よりやや減少していそうですが、毎日複数のインフルエンザ陽性となる患者さんがおられます。もうしばらく流行は続くかもしれません。

新型コロナ感染症の状況です。上のグラフは全国、兵庫県、姫路市の新型コロナ感染者数の推移を表しています。当クリニックでも、11月までは忘れた頃に陽性となる患者さんが出る程度でしたが、年末頃からじわじわと陽性となる患者さんが増えています。1月からは毎日陽性となる患者さんがおられます。診療の実感として12月と比べ明らかに増えてきています。そろそろインフルエンザと患者数が逆転しそうです。これまでの流行の傾向から、流行のピークは2月後半から3月頃になりそうです。

現在は、インフルエンザも新型コロナも流行しており、症状だけではどちらか判断することは困難です。また微熱や熱が出ない軽症の方もおられます。インフルエンザと新型コロナ同時感染の方もおられました。また、家族内で同時期に発熱し、1人がインフルエンザ、もう1人は新型コロナといるケースも複数経験しています。しばらくは、どちらも警戒する必要がありそうです。

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