• 2025-04-04

百日咳

最近、百日咳が話題となっています。TVなどで今年は百日咳が多いという情報をお聞きした方もいらっしゃるかと思います。今年すでに4,000名以上の患者さんが全国で報告されています。百日咳にかかったろしてもほとんどは検査されることはありませんので、診断されていない人はこの何倍(何十倍?)もいると考えられます。

百日咳は、百日咳菌という細菌の感染症です。その名の通り、ひどい咳が長期間続きます。日本でも、ワクチン開始前には年に10万例以上の感染があり、その約10%が死亡していたそうです。現在も発展途上国などを中心に、世界では年に19.5万人の小児が亡くなっているとされています。百日咳|国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト

長引く咳の場合、百日咳の可能性もありますが、残念ながらかかってしまうと薬を飲んでも咳は長期間続いてしまいます。とくに乳児は重症化しやすいため注意が必要です。予防接種を受けていない乳児がかかると重症化し、亡くなる可能性もあります。幸い予防接種による予防が可能で、現在は5種混合(少し前までは4種混合)に百日咳が含まれています。生後2か月になったらすぐに予防接種をしましょう。5種混合あるいは4種混合ワクチンは定期接種として0歳~1歳台に4回接種を行いますが、日本ではそれ以降百日咳の定期予防接種はありません。そのため、小学生になる頃にはだんだんと抗体が減ってきて小学生以降に多くの方が百日咳にかかります。尚、アメリカでは幼児期と小学校高学年で百日咳の予防接種があります。日本小児科学会でも、百日咳の予防として、年長さんと小学校高学年で百日咳の予防として三種混合(DPT)ワクチン接種を推奨しています百日咳予防 完成版ver1.2。また、生後2か月に5種混合を受ける前に百日咳に感染することを防ぐために、妊婦への三種混合ワクチンも推奨されています。

これを機に予防接種をご検討ください。

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