• 2026-05-17

てんかんと学校プール②

本日は大変暑い1日でした。外来では、てんかん患者さんから学校プールの参加について聞かれる時期になりました。てんかん患者さんと学校プールについては過去に記載しておりますので、以下をご参照ください。

てんかんと学校プール – たかみこどもクリニックブログ

てんかんのことをよく知らない教職員の方々にとって、てんかんのお子さんがプールに入ることを心配されることはもっともなことです。よく知らないのに、大丈夫だろうと気軽に考えてしまう方が心配です。

前回も記載しましたように、プールはてんかん発作が起こりやすい場所ではありませんが、絶対に起こらないわけではありません。重要なことは、てんかん発作が起こったときに速やかに気付くことができる体制と、発作時にどのように対応すべきかを知っていることです。

プール内でのてんかん発作時の対応はそれ程難しくありません。速やかに顔を水面から出すということです。水の中は浮力がありますので、顔を出すだけであればそれ程力も必要ありません。

「てんかん発作が起こったときに気付くことができないからプールを許可しない」、というのであれば、他のお子さんが突然溺れたときにも気付くことができないということになります。保育所や学校のプールでは毎年のように溺れるお子さんが発生し、発見が遅れて亡くなるケースもあります。プールが始まるまでに監視体制について見直しをすべきです。

実際には学校側も色々と大変であることは重々承知しております。そもそも学校毎にプールがあるのは日本くらいのようです。安全性の確保だけでなく、清掃や水質管理など維持も大変です。安全性の面からも、水泳の授業はスイミングスクールなど外部施設の利用が良いかもしれません。

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